プライドよりマフラーの巻 | RX-8不定期報告書

プライドよりマフラーの巻

「ボーナス」という言葉に過剰反応を示さなくなったのは
人生の伴侶を見つけ、共に歩み始めた頃からだろう。

この人生の伴侶は、
デタラメな論理で私から俗世の煩悩を浄化し。
家庭の平和を守る為。
24時間365日。
私を監視し続けるヨメレンジャーである。


ヨメレンジャーの必殺技は「嘘泣きの術」だ。
戦いにおいて自らが不利に追い込まれると
両目から多量の嘘汁を流し、大抵は「逆切れの術」と共に
感情の赴くまま敵を罵倒し続ける卑劣なヒーローなのである。

またこれは典型的なヨメレンジャーレッドの特徴でもある。
皆さんの家庭のヨメレンジャーは何色なのだろう?

イエローだったらラッキーだ。こいつはちょっとオッチョコチョイ。
カレーでも食わせておけば戦いには勝てるはずだ。
ピンクだったらご愁傷様。ネチネチボインで死ぬまで過去の不祥事を
掘り返され、戦意を喪失されてしまう。
ブルーとグリーンの特徴は不明だ、皆さんからの報告を待つ事にしよう。

と、こんなくだらない事はさておいて問題は「ボーナス」だ。
私は年俸制なので基本的には「ボーナス」というのは存在しないが
会社の業績が良い時は+αでお小遣いが貰える。
きっと今年もそこそこ業績が良いので貰える事は間違いないが
問題は家庭の平和を守るヨメレンジャーとの戦いである。

エイトにマフラーを装着し、
家庭の車を近所の人から白い目で見られる騒音車に改造しようと企む私は、
差し詰め悪役ショッカーといった具合だろうか。
ショッカーが任務を遂行する為には

 

1、血と汗と涙のお小遣いを取り戻す。
2、エイトにマフラーを装着する許可を得る。

 

の作業が必要だ。

何だか1に関しては、ショッカーの方が正しいような気もするが
悪役なので悪い事としよう。

で、肝心の作戦を練らなければならないのだが、
アレやコレやと考えてはみたものの、
どれもこれも「嘘泣きの術」や「逆切れの術」の前では歯が立たない。
結局は、ショッカー必殺の「土下座」攻撃なのだろうか・・・。

 

「プライドよりマフラー。だって欲しいんだもの」
相田みつを名言集より。