金の亡者!?の巻 | RX-8不定期報告書

金の亡者!?の巻

私は結婚してから家庭内で

 

「ケチケチ大魔王」

 

と呼ばれている。
本人は別にそんなつもりはないのだが、結婚前に比べると明らかに違うようだ。
そりゃそうだ、結婚前は「収入=小遣い」なので、遣い放題、やり放題だ。
まぁ、汚い話ではあるがほとんどが糞尿として汚水処理場へ消えていった。

そんな私も過去の様々な経験から

「お金の遣い方」

なるものを本人なりに勉強し、本人なりのお金の価値観を持っている。

ところがだ、私の価値観は嫁にはまったく通用しないのが現状である。

 

嫁「ハイ、コレ今月のお小遣いね」
私「ハハー、ありがとうございます、お嫁様」
嫁「ちょっと細かいのないから千円まけといてね」
私「イヤッ、ソレはチョット・・・、困るんですが・・・、お嫁様」
嫁「なんでよ~、千円くらいいいじゃない」
私「いえ、私にとっての千円は大変貴重な額でございます」
嫁「ナニ細かい事言ってるのよ、いいでしょ、これで、ハイ、もうお終い」
私「いえいえ、千円あれば一週間分の昼飯を賄う自信があります、ハイ」
嫁「一週間って・・・、会社で昼飯ナニ食ってんのよ・・・」

 

とてもじゃないが、独身の後輩と一緒になって、
やれこのカップラーメンが旨いとか、ヤキソバは麺の量が多いだとか、
お湯はやっぱり熱いのに限るだとか・・・、
そんな事してますと嫁に言うのは、私のプライドが決して許さない。

 

私「まぁ、色々だ、男には付き合いってもんがある」
嫁「・・・、付き合い?」
私「まぁ、そんな事より、私の千円返してくれ」
嫁「だから~、今は細かいのないからいいでしょ?」
私「じゃあ明日返してください」
嫁「明日は、どこもでかける用事がないからダメ、お金がくずれない」
私「じゃあ明後日返してください」
嫁「もぉ~、しつこい!!」
私「大体借金する奴は、借りる時はペコペコするが、返す時は開き直るもんだ」
嫁「あたしがいつあなたから借金したのよ!!」
私「今、千円」
嫁「もぉ~、うるさい!!」

 

まぁ、小遣い支給日は大体こんな具合である。

そもそも私は所謂「ケチ」ではないと思っている。
只、当然に自分の取り分を主張しているだけだ。
だから、この間の健康診断で採血したら貧血で倒れてしまったり、
20歳そこそこで高血圧と診断されてしまって、
泣く泣くカップラーメンの汁を飲む事をやめた可哀相なカップラーメン仲間達と
飲みに行く時は、私は財布の許す限りお金を負担するようにしている。

 

「遣う時の為に、無駄なお金は遣わない」

 

これだけの話だ。
そんな私の価値観を理解しない嫁とは千円の価値が違ってくるのも
当然であるといえる。

 

遣うべき場面で遣えない程ミジメな事はない。
そう、だから、私の大事な千円返してくださいお嫁様。
うまくやれば、二週間分の昼食を賄う自信があります、ハイ。