RX-8 6AT登場!?の巻 | RX-8不定期報告書

RX-8 6AT登場!?の巻

さて、我がエイトも購入してから1年が過ぎようとしている。

さすがに1年も経てば、あちらこちらに小さなキズや

ボディ全体も新車の頃のような輝きもない。

が、飽きる事なく私の頭の中はエイトで一杯である。


どこか具合は悪くなっていないだろうか?

さぁ今度は何を装着しようか?


そんな事ばかり考えていた1年であった。

嗚呼、我がエイトよ、この生活感バリバリのオッサンに小さなトキメキをありがとう。

いつまでも元気でいておくれ。

という訳で、早速ディーラーに12ヶ月点検を受けに行ってきた。


最近、ちょっと信号待ちの振動が気になっていたので

それをメカさんに伝え、ボーッと待っていると営業さん登場。

色々と談笑していると、営業さんの顔が突然曇り、こう切り出した。


営「アノですね・・・、えーっと・・・、非常に言い辛いんですが・・・」

私「どうしました?私のズボンのチャックでも開いてますか?」

営「イヤイヤ、そんなコトじゃなくて、エイトのコトなんですけどね」

私「えっ?私の?」

営「イヤイヤ、あのですね・・・」

私「ハイ」

営「やっぱり年内に6AT出るらしいんですよ・・・」

私「・・・・」

営「あっ・・・、イヤ、そんな落ち込んだ顔しなくても・・・、ねっ」

私「・・・・」

営「アノ・・・、まだ詳細もわからないですしね、ねっ、ねっ」

私「・・・・」

営「あっ、どこ行くんですか、こっち来て座ってください、ねっ、ねっ、ねっ」

私「・・・・」

営「まぁ、この前研修に行ったら小耳にはさんだんですけどね」

私「・・・、どっちの耳ですか?」

営「あっ、イヤ、どっちと言われても困るんですが・・・」

私「粘土詰めて、聞かなかったコトにしてあげますよ」

営「・・・、そんな落ち込んだ顔しないで下さいよ」

私「・・・」

営「まぁ、実用レベルで6ATは必要ないですよ、ねっ」

私「でも・・・、欲しい」

営「街中じゃ必要ないです、ねっ、ねっ」

私「でも・・・」

営「6ATより4ATの方が最高です、ねっ、ねっ、ねっ、4AT最高ですか?」

私「・・・」

営「じゃあもう一回聞きますよ、4AT最高ですか?」

私「ハイ・・・、最高です、教祖様」


また、まんまと教祖様にマインドコントロールされてしまった私であるが、

出るのか・・・、6AT・・・。


点検を終えたエイトに案内されると、コーティングの1年メンテナンスで

ピカピカに蘇ったエイト・・・。

しかし、後少しで6ATというニュータイプな輩に街中を占領され、

影が薄くなっていく我がエイト・・・。


しかし、私はお前のコトをいつまでも最高の奴だと思おう。

気にするな、2つばかりギアが足りないだけじゃないか。

お前は私のオンリーワンだ、いつまでも輝いているぞ、ウン。


営「そうそう、6ATでたら試乗待ってますね」

私「えっ、マジ?」

営「えぇ、ご連絡しますので」

私「おぉ、じゃあクビを長~くして待ってます」

営「ハイ、了解しました」


すまん我がエイトよ、コレは、あ・く・ま・で・社交辞令だ。

そう、あ・く・ま・で・社交辞令だ。

決して6ATが欲しい訳ではないぞ。

決して・・・。

決して・・・。